銅ブスバーとは?

銅ブスバー(バスバーとも表記)は、大電流を効率的に分配・導電するための銅製導体部品です。
bus電気回路で複数の接続を持つ中心的な導体のことを指します。英語表記「bus bar」(busとbarを併せた和製英語)に由来し、日本では「バスバー」または「ブスバー」と呼ばれています。

銅ブスバー材の規格

銅ブスバー材の規格

銅ブスバーは、JIS規格(JIS H3140)によって以下のように定められています。

  • 厚さ:2.0~30mm
  • 幅:300mm以下
  • 長さ:5,000mm

また、ブスバーの縁部には以下いずれかの加工が施されます。

  • 半径1.0mm以下の丸み面取り
  • 幅1.0mm以下の平らな面取り

これは、銅が主に電気を通す用途に使われるためであり、バリが残っているとスパークを引き起こし、電気火災の原因となる危険性があるためです。

製造メーカーが行う試験

製造メーカーが行う試験

銅ブスバーは、JIS規格(JIS H3140)によって以下のように定められています。

銅ブスバーは、同一ロットごとに製造された試験片を用いて、分析試験・引張試験・曲げ試験・導電率試験・水素脆化試験を実施します。

試験片は鋳塊または製品から採取され、各検査を通じて品質を確認します。

これらの項目をすべて満たしたものが、銅ブスバーとして流通します。

また、銅ブスバーの品質を証明する「ミルシート」の発行も可能です。お気軽に営業担当にお申し付けください。

銅ブスバーに使用される素材

タフピッチ銅(JIS記号:C1100)

銅ブスバーの材質は主に高純度の銅で、導電性・機械的強度に優れるタフピッチ銅(JIS記号: C1100)が最も一般的です。C1100は純度99.90%以上の銅で、導電率と展延性に優れ幅広く流通しています。

業界:
電力インフラ関連(変圧器・各種盤)、工作機械(溶接機)など
性質:
電気の導電性、熱伝導性、展延性、絞り加工性、耐食性が良い。

無酸素銅(JIS記号:C1020)

高温環境やロウ付け加工が必要な場合には、酸素含有量を抑えた無酸素銅(C1020、純度99.96%以上)が用いられます。無酸素銅は水素脆化を避けられる反面、流通量が少なく価格が高めです。

銅ブスバーとアルミブスバーの比較

ブスバー材として、導電ロスが少ないことが実証されている素材は、銅とアルミニウムのみです。
ここでは、銅とアルミニウムの違いをご紹介します。

特性 銅ブスバー アルミブスバー
導電性 非常に高い(基準100%IACS)
※導電性の国際標準
銅の約60~62%程度
※同じ抵抗値を得るには断面積を大きく要する
密度(重量) 約8.93 g/cm³(重い)
※体積当たりの質量大
約2.70 g/cm³(軽い)
※大型構造でも重量負荷低い
機械的強度 高強度・高剛性で曲げ剛性も大
※振動環境でも変形しにくい
引張強度・剛性は銅に劣るが十分実用範囲
※軽量と重視の航空・車両用途で採用
耐食性 良好(緑青の保護被膜形成)
良好だが表面酸化膜は絶縁性
※屋外や湿度の高い環境では表面処理推奨
加工性 展延性に優れ、曲げ・プレスが容易
※ただし、他の金属に比べ柔らかく、粘り気があるため切削は難しい場合がある
軽く柔らかいため加工しやすい
※押出成形で長尺の導体製造が容易、加工コスト低
コスト 高価・銅相場に左右される
※リサイクル率高いが、資源価格は高水準
安価・重量当たり単価安い
※リサイクル時の回収率も高く省エネ(精錬エネルギー銅比15%)

銅ブスバーの活用先

あらゆる産業インフラを支える中核部品として次のような場所で重宝されています。

銅ブスバーの活用先
銅ブスバーの活用先

infrastructure

automobile

Electrical equipment

銅ブスバーの加工事例

銅ブスバー.comでは、JIS規格に則った銅ブスバー加工品を提供しています。
加工に関するご相談やお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

アースバー

サイズ5x25
納期目安1~2週間
ロット100

すみ肉溶接

サイズ8x100
納期目安1~2週間
ロット10

プレス曲げ

サイズ8x40(手前)6x40(奥)
納期目安1~2週間
ロット30

製品事例