コラム
銅ブスバーとJIS規格について|加工現場の視点から
銅ブスバーとJIS規格について
「銅ブスバー JIS」で検索される多くの方は、
図面や仕様がJISに適合しているかを確認したいのだと思います。
一方、加工現場に立つと、
JIS規格は“安心材料”ではあるが、それだけでは判断できない
という場面が多くあります。
本記事では、銅ブスバーに関係するJIS規格を
表で整理しつつ、
加工現場ではどう読み解いているのかをお伝えします。
銅ブスバーに関係する主なJIS規格
銅ブスバーは用途名であり、
JIS上は「銅材料」として扱われます。
| JIS番号 | 規格名称 | 加工現場での位置づけ |
|---|---|---|
| JIS H 3100 | 銅および銅合金の板・条 | 銅ブスバーで最も参照される |
| JIS H 3250 | 銅および銅合金の棒 | 角棒形状の場合に参照 |
※ 実務では形状が板・条に近いため、JIS H 3100 が使われるケースが一般的です。
銅ブスバーで使われる代表的なJIS材質
| 材質記号 | 名称 | 加工現場での使われ方 |
|---|---|---|
| C1100 | タフピッチ銅 | 変圧器・制御盤向けで最も一般的 |
| C1020 | 無酸素銅 | 導電率重視・高信頼用途 |
JIS規格で「決まっていること/決まっていないこと」
| JISで規定されている | JISでは規定されていない |
|---|---|
|
・材質・化学成分 ・機械的性質 ・寸法公差の考え方 |
・使用環境(盤内・温度) ・許容電流の設計値 ・加工のしやすさ |
JISに合っている=そのまま使えるとは限らない理由が、ここにあります。
加工現場から見た「JIS材」の実際
石垣商店では、銅ブスバーについて、
JIS規格を満たした材料のみを使用しています。
そのうえで、加工現場では次の点を必ず確認します。
- 指定寸法で無理なく加工できるか
- 調質(軟質・硬質)は加工内容に合っているか
- 過去に同様サイズの加工実績があるか
これはJISを疑うのではなく、
図面を“現場で形にできるか”を見る作業です。
銅ブスバーとJIS規格についてのご相談
石垣商店では、設計判断そのものは行っておりませんが、
図面・仕様に基づいた加工可否・実績の確認には対応しています。「JIS材指定だが、この内容で加工できるか」
「同様のサイズを過去に扱ったことがあるか」
といった点でも、お気軽にご相談ください。
