コラム
銅バーの規格|JIS材質・寸法・対応サイズを加工現場が解説
銅バーの規格について
銅バー(銅ブスバー)は、変圧器・受配電設備・制御盤など、
大電流を安全かつ安定して流すための重要部材です。
図面には「JIS指定」「材質C1100」などの記載があるものの、
- この規格で本当に問題ないのか
- 寸法や厚みはどこまで対応できるのか
- 規格外サイズはNGなのか
といった疑問を持たれる方も少なくありません。
本記事では、銅加工を70年以上行ってきた石垣商店の実務視点から、
銅バーの規格と「現場で本当に大切な考え方」を整理します。
銅バーの材質規格(JIS)
石垣商店で扱う銅バーは、
JIS規格を満たした材料のみを使用しています。
-
C1020(無酸素銅)
高導電率が求められる用途向け。研究機関・高信頼用途での実績あり。 -
C1100(タフピッチ銅)
汎用性が高く、変圧器・制御盤向けで最も多く使用される材質。
「規格に合格していること」は前提条件であり、
石垣商店ではJIS非適合材を加工することはありません。
対応可能な寸法(厚み × 幅)一覧
下記は、石垣商店の工場在庫・実績をもとにした対応サイズです。
「カタログ値」ではなく、実際に扱ってきた寸法のみを掲載しています。
| 厚み t (mm) | 対応幅 W (mm) |
|---|---|
| 2 | 10, 12, 15, 16, 20, 25, 30, 40, 50 |
| 3 | 12, 15, 18, 20, 25, 30, 35, 40, 50, 75, 80, 100 |
| 4 | 12, 15, 20, 25, 30, 38, 40, 50, 75, 80, 100 |
| 5 | 12, 15, 20, 25, 30, 40, 50, 60, 75, 80, 100 |
| 6 | 15, 20, 25, 30, 40, 50, 60, 65, 75, 80, 85, 90, 100, 125, 150, 200 |
| 8 | 20, 25, 30, 40, 50, 60, 75, 80, 90, 100, 125, 150, 200 |
| 10 | 30, 40, 50, 60, 75, 80, 100, 125, 150, 200 |
| 12 | 40, 50, 75, 100, 125, 150, 200 |
| 15 | 50, 75, 100, 125, 150, 200 |
| 20 | 50, 75, 100, 125, 150, 200 |
※ 長さ(L)は指定寸法で切断対応が基本です。
定尺・切断公差・加工条件は用途によりご相談ください。
規格は「守るもの」だが、答えは一つではない
石垣商店では、
「規格通り=最適」とは限らないと考えています。
- 導電率を優先すべきか
- 加工性・コストを優先すべきか
- 将来の増設・保守を考慮すべきか
これらを整理したうえで、
規格をどう使うかまで含めてご提案するのが石垣商店の役割です。
銅バーの規格・寸法でお困りの方へ
図面段階・検討段階でも問題ありません。
規格・材質・寸法を加工現場の視点で一緒に整理します。
